豪華絢爛なお仏壇を拝観 崇徳山覚王寺

札幌のお寺

今回やってきたのは、札幌市北区麻生エリアにある覚王寺!
浄土真宗本願寺派のお寺さんです!

拝観交渉

2013年に建て替えられた鐘楼堂。12月31日には除夜の鐘を突きに多くの人が訪れる。

勝手に入っていいものだろうか、ドキドキしながら境内を進んでいきます。

寺務所の入口に張り紙がしてあります。

「納骨堂お参り時間 午前9時から午後4時まで」

現在の時刻は15時45分。ぎりぎりだ~(^^;)

「すいません、お寺の中を見学させていだきたいのですがー」

受付の中から出てきた優しそうな寺務員さんに声を掛けると、「いいですよ」と快く引き受けてくださいました。
事務所の廊下を歩いた先に鍵の掛かった部屋がありました。寺務員さんが鍵を開けると…。

いざお堂へ

扉の先がお堂になってました!

中は金ぴか、正に豪華絢爛の言葉がぴったりでした。

「ここは阿弥陀如来のいらっしゃる極楽浄土の世界を模して作られているんですよ」

と教えていただきました。

阿弥陀如来尊像。眩し過ぎるっ!
阿弥陀様の放つ光は一切の影を作らずあまねく世界のすべてを照らすと言われています☆

阿弥陀様の右側には親鸞上人の掛け軸がありました。
黒く漆で塗られた床に仏壇が映り込む様はまるで逆さ富士のようでした。

「日々のお手入れに大変気を使っています」

と寺務員さんが教えてくれました。

阿弥陀様の左側には蓮如上人がいました。
勢力の衰えていた本願寺派が息を吹き返すきっかけを作った方で、本願寺派中興の祖と言われています☆

親鸞上人のさらに右側には聖徳太子がいました。
聖徳太子は浄土真宗はもとより、日本で仏教を広めた偉大な人物と言われていますね!

蓮如上人の左側にはインド→中国で仏教の教えを相伝してきた9人の高僧の掛け軸がありました!

このお部屋、天井がまた美しく、四季折々の花が描かれています♡
部屋全体に細かな装飾が施され、しばらくあちこち魅入ってしまいました(^^)

地域のためにお寺ができること

覚王寺は地域の方と積極的に交流しようと努めているお寺です。
毎月ヨガやペン習字、絵手紙の教室を開いたり、お寺で落語を楽しむ「おてらくご」も開催されています。

地域貢献の一環で行っているのが、「あさぶじかん」と言うコミュニティ雑誌の発行です!

麻生エリアのユニークな人やお店が紹介されています!
中身はなかなか充実していまして、飲食店のページはつい目に止めてしまいますね(^^)

「お寺が地域貢献をしているのは面白いですね」

と話すと、

「元々お寺は地域を支援するためにあったんですよ。今は一般の方々から遠い場所になっていて、住職はそこを変えたいと考えています」

と寺務員さんが教えてくれました。

僕はお寺の建物や内部の静寂な雰囲気が好きです。
気軽にお堂に入って、のんびりしたり、心を静めたりしたいのですが、お寺ってなんとなく敷居が高い。

そこを変えようと取り組まれている覚王寺さんには頭が下がる思いがしました(*^^*)
また、飛び込みで伺ったにも関わらず、ご親切にご対応いただき、ありがとうございました!

覚王寺へのアクセス

・地下鉄南北線「麻生駅」3番出口から徒歩3分
・JR札沼線「新琴似駅」から徒歩5分
・駐車場あり

<参考・引用>
覚王寺公式HP

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