立ち並ぶ鳥居は異世界への入口?!小樽総鎮守 住吉神社を拝観したよ♪

小樽の神社

今回は南小樽駅から入口まで徒歩6分、国道5号線沿いに鎮座する住吉神社を訪ねました!

小樽総鎮守 住吉神社とは?

一の鳥居。境内はなだらかな斜面になっています。

住吉神社は、元治元年(1864)、箱館八幡宮神主菊池重賢より「ヲタルナイ」「タカシマ」(現在の小樽市域)両場所の総鎮守として、住吉大神を勧請したことが起源です。
明治維新の改革で計画は中断していたものの明治元年(1872)に山ノ上町厳島社に仮奉祀、同14年(1885)に現在地に転地されました。
同25年(1896)には、従来墨江神社と称していましたが、住吉神社と改称しています。
平成30年(2018)には鎮座150年を迎え、非常に歴史があることが伺えますね♪

二の鳥居。正面に拝殿、左手に鳥居郡が見られ、この景色に住吉神社の魅力が詰まっています♪

住吉神社では御祭神として住吉三神【底筒男命(そこつつのおのみこと)・中筒男命(なかつつのおのみこと)・表筒男命(うわつつのおのみこと)】と神功皇后を祀っています。

伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」で、黄泉国の汚穢を洗い清める禊を行った時に現れたのが住吉三神です。
瀬の深いところで底筒男命が、中ほどで中筒男命が、表面あたりで表筒男命がそれぞれ生まれたとされています。
こうした由来から住吉三神は清め払いの神、安産の神とされています。

また新羅御出兵に当られた神功皇后が倭国(日本)に帰るときに海が荒れ、鮎を用いて神占いしたところ、船先に住吉三神を祀れば良いと神託を享け無事に摂津国(大阪)に帰り着きました。
この古事から、航海安全、交通安全、商業農業の祖神としても信仰を集めています。

まさに港町小樽にぴったりの神様ですね(*^^*)

鳥居郡。令和2年建立とのことでピカピカです☆

鳥居は穢れた外界と澄んだ境内を分かつ結界の役割があるそうです。
こちらの鳥居は新しいものですし、結界というよりは見栄えなど考えて作られたのかなと思います。
それでもどことなく神聖な印象を受けるのは、日本人的な感覚なんでしょうか。

これなんか異世界の入口感満載じゃないですか?!
連なった鳥居の先に白くくりぬかれた四角い空間があって、そこからは自分の知らない世界が広がっている…!
千と千尋の神隠しのトンネルを抜けた先、みたいな物語を想像しちゃいました!
「進入禁止」の立て札もいい味出してるね♪

雪と氷に埋もれた手水舎、実は住吉神社イチの映えスポットなんですよ!

じゃーん、それがこちら!!

えっ?全然映えてないって?

そりゃそうです。来る季節が違いますから!

小樽観光協会公式サイトより引用。

住吉神社では5月から10月に花手水が実施されていて、季節ごとに色とりどりの花と鳥居の美しい景色が堪能できるんです!
これは花手水目当てにリピート確定ですね♪

社殿参り

三の鳥居。拝殿はもうすぐそこです。

社殿の手前にはかわいい犬の像がありました♪
安産祈願でしょうけど、今時このわんちゃんほど子だくさんの家はほとんどないでしょうね笑

子宝いぬの隣にあったのが、せたけ石。
身長を測って子どもの成長を感じるものですが、雪で下30センチほど埋まっていて、自分が測ったら190センチを超えていました?!
冬に来たら、身長が急に伸びる不思議なせたけ石。
ぜひご体験ください♪

こちらが社殿になります!でかいヨ!
ちょうど後光が差して神聖さが増してますね♪

拝殿の内部はこんな感じ。
正面のガラス戸を開けて、お賽銭を入れる形式になっていました。
広い空間と大きな提灯、対になった飾り太鼓が迫力ありますね!

ところで、小樽はコロナ禍で外国人観光客が来なくなって経済的にかなりダメージを受けたそうです。
小樽は何度か観光に訪れた好きな街なので、賑わいを取り戻しますようにと願いました☆
ちなみにこの後、境町通り(小樽随一の観光スポット)を歩いたら、日本人・外国人含め多くの観光客がいました!

観光客の招致には負の側面(マナーや治安の悪化など)もあるのですが、地域の方と共存する形で楽しんでもらえたらいいなと思いますね♪

三の鳥居から海を望む。

住吉神社に来たらぜひこの景色を見て欲しい!
白い三つの鳥居、その先にうっすらと海を眺めることができます。
海の街・坂の街 小樽を存分に感じられますよ(*^^*)

御朱印を貰おう!

住吉神社社務所。二の鳥居と三の鳥居の間にあります。

住吉神社の御朱印はこちらの社務所でいただけるのですが、でけーなおい!

案内板。自分の映り込みを避けるため、斜めって撮りました(^^;

気になったのが社務所前にあった案内板。
タッチパネル方式で神道や住吉神社、授与品の案内を見ることができます。
複数の言語に対応しており、外国人観光客をかなり意識しているようです。

神社という伝統的な場所でありながら、新しい技術を取り入れて参拝者をもてなしている。
ここに過去と現在の融合が見て取れますね♪

こちらが社務所の入口です。
中に入って御朱印を貰いましょう!

住吉神社では以下3種類の御朱印がいただけます。

・正中海輝(5色、1200円)
・青海波(500円)
・猪目(花手水、1200円)

中でも正中海輝の御朱印は一風変わっていて、中に願い事を書いて、社殿賽銭箱前の台に置いて祈願するといいそうです。

 黒:強さを表す 仕事 成就
 赤:生命力を表す 健康 病気平癒 恋愛
 黄:導きを表す 幸運
 青:拡がりを表す 家族愛 人間関係
 紫:成功を表す 仕事 財運

各色にもこのような意味があるんですって!
引きこもりメンタルな自分には青が必要だなー笑

住吉神社でいただいたのが、こちら!
青海波の御朱印です♪

なぜこれを選んだかというと1番安かった青海波(せいがいは)の響きに惹かれたからです。

青海波と聞いた時、ポケットモンスターBW2にある「セイガイハシティ」という海の街を思い出しました。
青海波は穏やかな波を表した柄であり、未来永劫へと続く幸せと平安な暮らしへの願いが込められているそうです。
青海波模様に込められた意味を知ると御朱印のありがたみがグッと増しますね(*^^*)

住吉神社では御朱印帳をいただくこともできますよ♪(初穂料2000円)
純白の下地に青海波模様と社殿が描かれています。
海と小樽が好きな方にはおすすめですね~!

住吉神社へのアクセス

・JR函館線「南小樽」駅より徒歩8分
・中央(JR)バス「住吉神社前」下車徒歩1分
・駐車場あり

<参考・引用>
・住吉神社公式サイト
・小樽観光協会「住吉神社

おまけ 外国人観光客に起きた悲劇

社殿の脇に絵馬掛けがありました。

何か面白い絵馬はないかなぁ、と歩いていたところ、背の高い男性2名の外国人観光客がやってきました。
「日本」を感じる神社に来てテンションが上がったのでしょう、大声で話しながら歩いていました。

そのうち一人がこちらの絵馬掛けに入り、じっくりと絵馬を見ていました。
中央にある梁は自分の頭ほどの高さにあるのですが…。

あうっ!

突然大きな声が境内に響きました。
声の方を見ると、先ほどの男性が頭を押さえてうずくまっていました。
案の定、梁にぶつかったな(^^;

日本旅行に来て、神社の絵馬掛けに頭をぶつける。

後日笑い話になるいいお土産ができたのではないでしょうか笑

背が高いのもいいことばかりじゃないんですね笑

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